こんにちはキラです。
人を理解することと
人に理解してもらうことの大切さに
気付いた話をしました。
今回の記事では
最近AXNチャンネルで連載が始まった
アメリカドラマの『グッドドクター 名医の条件』を見て
またさらに
人を理解することについて
考えを進めたことを書きます。
このドラマは自閉症スペクトラム(ASD)であり
天才でもある青年が
レジデント(研修医:日本の研修医とは違います)になるために
奮闘するヒューマンドラマです。
1.広汎性発達障害または自閉症スペクトラム症候群(ASD)
ASDは発達障害の一つで
ASDの人は
社会的なコミュニケーションや
他の人とのやりとりが上手く出来ない
興味や活動が偏るといった特徴を持っています。
ASDの中でも高い知能を有する場合
アスペルガー症候群と呼びます。
ASDは問診や心理検査などを通して診断され
これも以前の記事で書いたLDと同様
親の育て方や環境が原因ではなく
感情や認知といった部分に関与する
脳の異常だと考えられています。
ASDの人は人口の約0.6%の割合で
存在すると言われています。
以前の記事にASDの生徒について
書いたことがあります。
2.主人公のショーン・マーフィーについて
アスペルガーのショーン
主人公のショーン(フレディ・ハイモア)は
介助なしで1人暮らしをしている
アスペルガーの青年で
サヴァン症候群でもあります。
サヴァン症候群とは
障害がありながらも
ある分野で突出した能力を
もっている人のことです。
ショーンは
記憶力と空間把握能力に優れていて
わずか8歳で
人体の器官を全て把握していました。
また彼は天才的記憶力をもっていて
一度読んだ医学書はすべて暗記します。
膨大な医学の知識が
全て頭の中に入っているので
必要な時に取り出して使うことができます。
例えば患者の症状を見て
咄嗟に人体を3次元でイメージして
総合的に認知し
普通では気付くことのない
病気の原因に気付くことができます。
さらに膨大な医学的な知識の中から
即座に適切な治療方法を探し出すことができます。
でもショーンは自閉症の人に特有の
人の気持ちが分からなかったり
思ったことはすぐ口に出したり実行したり
細かいことにこだわる傾向があり
周りの人は戸惑ったり
反発を感じたりします。
ショーンの生い立ち
彼は孤児で
親代わりのグラスマンが院長を務める
カリフォルニアにある聖ボナベントゥラ病院の
レジデントとして働いています。
ショーンの生い立ちは
徐々に明らかにされていきます。
ショーンは
飼っていたうさぎを
里親に壁に叩きつけられて殺されてしまいました。
それを機に
弟に連れられて里親のもとから出ていきます。
瀕死のうさぎを連れて行った病院で
院長のグラスマンに出会います。
そしてそれから
二人で廃バスで暮らしていましたが
一番の理解者で保護者だった弟が
事故で目の前で死んでしまいます。
弟の死がショーンにとっては最も重大な出来事で
彼は『愛はわからないけど愛はいらない。」と言います。
「もう愛する人を失いたくない。」からだと言います。
ショーンは医学部を卒業して
聖ボナベントゥラ病院に勤めるようになります。
そこで彼は
最初から保守的な病院関係者・先輩ドクターの
偏見や反発をたくさん受けます。
それでもショーンは
そんな他者との交流に問題を抱えつつも
膨大な医学の知識とひらめきで
周囲のドクターたちや患者たちから
徐々に信頼を得るようになり
彼も徐々に周りに適応していく術を学んで
医師として成長していきます。
3.あるドラマエピソードから
あるエピソードの話です。
ある日ショーンの勤める
聖ボナベントゥラ病院に
弟にそっくりな少年が
転んで骨折して入院してきます。
でも彼は脳腫瘍で
余命3か月と診断されていました。
でもショーンは
かつて自分が何もできずに
失った弟の代わりに
その少年を助けようと
全身全霊を傾けます。
だから彼は
0.3%の生存の可能性にも
かけようとしますが
治療を諦めて
少年の余生を穏やかに
過ごさせたいと思う両親に
治療を拒否されます。
でもその可能性を
確かめたいと思うショーンは
両親に無断で検査をしようとします。
そのことを少年に話していて
両親に止められていた病名も
少年に告げてしまいます。
でも実は少年は自分で調べて
病名を知っていました。
結局無断でしようとしたことが
見つかってしまって
病名を告げてしまったこともばれて
ショーンは両親にひどく責められました。
さらに少年が別の症状で手術をした時に
肺への腫瘍の転移が見つかり
脳腫瘍は決定的になってしまいます。
ショーンは大きな挫折感を感じました。
でも少年は
「自分が助かるかもしれないと思った時
とてもワクワクした。
一生懸命に助けようとしてくれて
ありがとう。」
と言います。
少年は顔が似ているだけでなく
いつも明るくショーンを励まし
ショーンを力強く支えた弟と
人柄も似ていました。
エピソードの最後にショーンが少年に
「お願いがある。
本を読むので聞いてほしい。」と言います。
それは自分がかつて
弟の誕生日にプレゼントしたけれど
亡くなってしまって
読み終えることができなかった
「アラバマ物語」で
ショーンは弟がしおりが挟んだところから
少年の前で読み聞かせました。
そして読み終わると
本を置いて
しおりを胸ポケットに入れて
病室から去りました。
彼はとても満足したような表情をしました。
その場面が印象的でした。
彼は嘘がつけないので
少年に病名を告げたり
止められても自分の考えを押し通そうとして
周りを混乱させますが
彼の誠実さと率直さと
魂を尽くすような医師としての姿勢に
感動しました。
弟への深い思いにも感動しました。
4.人を理解すること
コミュニケーションが苦手なショーンですが
考えたことをありのまま
口にしてしまう彼だからこそ
本質をつく言葉も多く
ハッとさせられます。
また子供のような純粋さや
“命を助けたい”と
ひたむきに突き進むショーンの姿に
感動する場面が多いです。
そんな彼の人としての美点が
エピソードや彼の日常生活の中の場面で
感動的に描かれていきます。
そういう彼の美点に目がいくようになった人たちが
彼を理解し始めた人たちなのだと思います。
ショーンはアスペルガーてあることで
周囲の理解が得られず
医療活動を制限されたり
患者や患者の両親から担当
手術を執刀することを
拒否されたりするようなことが多いです。
そんなショーンを理解して支えようとする
親代わりの院長の愛情が
至る所に見られます。
そのうち同僚たちも
そんな院長の気もちも
少しずつ理解するようになり
彼ら自身も少しずつショーンを理解して
その医師としての
高い能力を認めるようになり
彼を助けるようになります。
人には思い込みがあって
人に対しても
こう在らねばならないと
無意識で思っていています。
だからショーンのことも
「普通人はこうある。」ということと違っているので
受け入れようとしなかったり
非難したりします。
よく「色眼鏡で見る。」とか言いますが
本当に自分でフィルターをかけて
人を捉えています。
そのフィルターは
自分が経験したことや
人から聞いたことなどから
無意識につくっています。
しかも95%が思い込みだと
言っている人もいます。
その相手の真実を
5%しかわかってないということです。
その人のことを5%で
わかった気になったり
その人への対応を
決めているということです。
例えば今朝私は妹に
「私にあまり負担をかけないで。」
と言われました。
無性に腹が立ちました。
日頃から負担をかけられているのは
私の方だと思い込んでいるからです。
こんな些細なことで
そこまで言われるのかと思いました。
本当にお世話になっていると
日頃から思っている人から同じように言われると
きっとショックを受け
申し訳なさでいっぱいになると思います。
私は妹に「いつもうるさい。」
とグチをいいました。
でもお世話になっていると
思っている人だったら
ひたすら謝ると思います。
このような思い込みのフィルターを
取ることは容易ではありません。
まずはフィルターの存在に
気づくことです。
そしてそのあとどうしたらいいのかを
次の記事で書きます。
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