離婚の決意

D0ADDF3A-5895-4EEC-8EC0-8005EBA7F630.jpeg 生徒のこと
今日は。キラです。
卒業して15年になる生徒が
電話してきました。
彼はこれまでの15年間にも
たまに電話をしてくれていました。
彼の結婚式にも出ました。
今日はその彼のことを
お話しします。
1 彼の話したこと
2 彼の夢
3 彼の決断
4 彼のために出来ること
1 彼の話したこと
その電話は
彼が経営している建設会社が
株式会社になって
雇用保険や健康保険もきちんとして
ハローワークにも登録したので
働く人を紹介してほしい
というものでした。
私が卒業させた生徒の中に
就職先を探している人が
いないかと言うことでした。
でも話したいのことは
それが一番ではありませんでした。
彼は「オレ、嫁と離婚することになった。」と
唐突に言いました。
2 彼の夢
彼の両親は
彼が物心つかないうちに
離婚しました。
お父さんは会社を経営していたので
経済的には安定していました。
でも離婚してから
お父さんは彼を祖父母に預けて
家に寄り付かず
10年以上
気ままに暮らしていたようです。
祖父母はいい方たちでしたが
祖父はかつて
その地域をまとめていた
ヤクザの親分でした。
彼を厳しく
育てました。
私が担任した時には
お父さんも再婚して
彼と暮らすようになり
二番目のお母さんと
2歳の異母兄妹がいました。
二番目のお母さんはその時
28歳で若く美しい人でしたが
しっかりした考えの方で
彼と真剣にかかわっていました。
そして彼は12歳年下の妹を
とても可愛がっていました。
荒れた学校でしたので
ヤンキーの生徒がたくさんいました。
彼はそのボス的な存在で
私は手を焼いていましたが
彼は義理と人情の人で
衝突しながらも
私は彼と
深い信頼関係を築くことが
できていました。
そんな彼が
私によく言っていたのが
「オレの夢は
幸せな家庭を築くことなんじゃ。」
と言うことでした。
彼は幼い時から
ずっと
本当に自分の家族だと
思える関係に飢えていたのです。
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その彼が19歳で
今の奥さんと結婚して
子供も2人生まれました。
奥さんの家庭的なことを自慢していました。
休日には夫婦揃っていつも
子供たちとともに出かけるような
暖かい家庭を
築いていました。
私は彼が
夢だった幸せな家庭を
築いていることを
嬉しく思っていました。
彼の話からは
いつも最愛の家族を持てた嬉しさと
子供の成長を
一番の喜びとしていることが
伝わってきました。
3 彼の決断
だから離婚の話は寝耳に水でした。
彼は
「全部自分が悪いんだ。」
と言いました。
1年前から浮気をして
数か月前から
相手の女の人のところに
転がり込んで
何か月も家に帰らなかった
そうです。
でも1か月前
子どものことを考えて
浮気相手の女の人と
別れて
家に帰ったそうです。
でも奥さんといっしょに
寝ることができず
子どもの部屋で寝たそうです。
それに傷ついた奥さんが
「相手の女の人を忘れられないのなら
離婚しよう。」
と言ったそうです。
それから離婚の方向に
話が進んでいるそうです。
長男が泣くそうです。
それが辛くて
自分も泣くと言います。
その後
何度かよりを戻す機会が
あったけれど
間に入った人が
余計こじらせたそうです。
彼は今
離婚を
決断しようとしています。
4 彼のために出来ること
彼は今
彼が手にした
彼が中学時代に夢みた
家庭を失おうとしています。
自分が10年以上掛けて築き
慈しんできたものを
失おうとしています。
彼は離婚の話が出てからの
まわりのプレッシャーや
奥さんの怒りや悲しみから
逃げて
家族を捨て
安易な解決を選ぼうとしています。
離婚しても子どもに会えると言うことを
正当化の材料にして。
あなたはどうしたいのかと
聞くと
何もなかった時に戻したいけど
もうダメなような気がするし
浮気相手の女の人に
奥さんと別れることも話して
また会ったりしたので
その人を裏切ることも
できない
と言いました。
奥さんは自分から離婚届は出さない
そっちから出してくれと
言うそうです。
奥さんは
彼の判断に一縷の望みを
抱いているのでしょう。
家族の未来を
託しているのでしょう。
私は
子どものことを
考えるように言いました。
関係を取り戻すのは
容易ではなく
時間をかけて話し合い
時間をかけて修復する
覚悟が必要だと
言いました。
子どもが大切なら
その覚悟をしろとも言いました。
どんなに奥さんの気持ちを
受け止めるのが辛くても
決して間に人を入れず
自分だけで
自分の言葉で
話すように言いました。
相手の女の人は独身なので
これから修正して
生きていけるから
と言いました。
彼や奥さんが
どのような決断を下すのか
分かりませんが
子どもの将来には
責任をもってほしいと
心から思います。
今思い返したら気づきました。
彼に対しては
カウンセラーというより
教師になっていました。
彼が本当に幸せになるような
選択をするよう
彼の決意を引き出す余裕がもてず
叱咤して
私の考えを言ってしまいました。
私が言ったことは
彼を
追い詰めるだけでしたか?
あなただったら
彼の話を聞いて
どのように言いますか?
また
もしあなたが彼だったら
どうですか?
私にどうして欲しいですか?
あなたの話を聞かせてください。
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