こんにちは。
キラです。
最近ずっと仕事のことで悩んでいました。
生徒のある行動の指導に行き詰まっていて
解決の方法が分かりませんでした。
でもある講座で大きなヒントをもらいました。
今日はそれをシェアしたいと思います。
1.私の悩み
以前の記事に書きましたが
今年の4月から
中学校の特別支援学級の担任として勤めています。
クラスの生徒は5人で
情緒障害をもった生徒のクラスで
そのうちの3人がおりにふれ
友人や家族の悪口を
毒を吐くように言い続けます。
言い始めると止まらない勢いです。
人の言動はもとより
気に入らない出来事があっても
それはすべて人のせいで
相手の言動や出来事をまくしたてながら
自分が批判すべき人物と見なした人物のことを
「カス」とか「ゴミ」とか「クソ」とかの
汚いことばで形容し
必ず「消えろ!」とか「死ね!」とかと言います。
本人の前で言うことはなく
何かのきっかけで思い出して
悪態を付くように言い始めたり
一緒になって言ってくれる友達といいあったりしています。
腹を立てて言うこともあれば
ふざけて人を蔑んで
楽しんでいることもあります。
私はそれを聞く度に
言わないように注意するし
人の「陰口は間違っている。」とか
「そんな言葉は使うべきではない。」とか
「自分が言われたら怒るのではないか。」とか
言ったりします。
注意すると一旦止まりますが
何かの刺激があるとすぐに
また悪口雑言が始まり
同じような状況が繰り返されます。
その子達は
人間関係で不安に思っていることが
たくさんあって
人を攻撃することで
自分を守っているようです。
そう理屈では分かっていても
彼らの悪口雑言に嫌気がさしてくるし
毎日ひっきりなしに聞いていると
自分の気もちも荒んで余裕がなくなってきました。
夏休みが始まり
彼らと距離を置くことができて
ほっとしています。
2.人を批判的に見るということ
誰でも人のことを
批判的に見ることはあります。
相手が自分の価値観と違った言動を
取ったときなどです。
私が以前の記事に書いた友人は
相手の言動が間違っていると感じたときも
その相手を非難しないし
相手の話をいつも親身になって聞き
相手の価値観を理解して受け入れています。
その上で相手に直接意見することもあるし
相手がそれを受け入れなかったり
それで相手が離れていっても
そのまま受け止めています。
彼女の話には
人のことを悪く言う話や
噂話は全く出てきません。
彼女と話していると心地良いし
自分が人に対して怒っていたり
人の言動に苛まれていたりして抱いている感情から
離れることができます。
私も彼女のようにありたいといつも思います。
彼女は人を批判的に見たとしても
攻撃したり憎んだりしようと思わないので
人を悪く言いませんが
ほとんどの人は
話していると人のことを悪く言ったり
悪い噂話を話したりします。
例えば昨日妹と話した時も
妹は近所の人のことや
夫のことなどを愚痴っていました。
そのほとんどが
妹の推測に基づいた批判でした。
妹はそれを推測してしまうような原因が
彼らにも妹にもあることは理解しています。
妹は実際の彼らの言動が原因で怒っているので
自分がそれらの言動から
彼らの気もちや考えを推測して
怒っていることに気付いていなません。
だからそれを
気付かせてあげればいいことが分かっていても
「悪口は聞きたくない。」
といういらいらが先に立って
説教をしてしまいました。
妹も私ももやもやして終わりました。
職場で同僚の人が別の同僚のことを
非難する話をしてくることが良くあります。
そんなとき聞き流すより
その話に同意してしまって
自分もその話題になっている同僚を
非難することの方が多いです。
そんな話は得てして盛り上がっていきます。
同意する人数が多いとなおさらです。
そして必ず
後になって嫌な気持ちになって後悔します。
でもそんな状況が改善されたり
なくなっていったりすることはなく
同じことを繰り返して今に至っています。
3.リフレクション
今日ある講座を受けて
「リフレクション」について学びました。
本も紹介してもらいました。
Kindle Unlimitedで読み放題で読めます。

リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術 – 熊平美香
「レフレクション」というのは
「内省」と言う意味で
「自分の内面を客観的・批判的に振り返ること。」
なのだそうです。
そのことによって
自分の価値観が明確になったり
思考と感情を切り離すことで
冷静な判断ができるようになったりするそうです。
それには事実や経験に対する自分の判断や意見を
「意見」」「経験」「感情」「価値観」に切りわけて
可視化することが必要です。
そのためにやってみることは
次のようなことでした。
①自分がもっている意見を明確にする。
②意見には何らかのもとになる経験があるのでそれを探る。
③そのときの感情を明らかにする。
④感情を分離した後に残った自分の価値観に気付く。
ここで私のもっている意見は明らかで
「人の悪口を言ってはいけない。」ということです。
これは道徳的には誰もが
当たり前のように思うことですが
私が意見として強くもつようになったのは
先に書いた友人とのかかわりが
大きく影響しています。
私は彼女とのかかわりを通して
彼女との時間の心地よさを体験し
人を決して陰で悪く言わない
彼女のような人間に
自分もなりたいと思うようになったのです。
それなのに自分が人の悪口言ってしまうので
そのたびにイライラもやもやした
嫌な気もちになっています。
人の悪口を言わないことに対する
清々しい気持ちと
人の悪口を言うことに対する
いらいらもやもやする感情に気付いたので
冷静になって
自分にその意見の根拠を
問うことができました。
そうすると自分の価値観が
浮かび上がってきました。
私の価値観とは
「善人であるべきである。」
「正しくあべきである。」
というものでした。
さらに探ると
「コミュニケーションとは
相手の意欲を引き出すものである。」
という価値観ももっていました。
これはカウンセリングに関するセミナーで
身に付けたものです。
これまで
「人の悪口は言ってはいけない。」と考え
そうなっていない現状があると
いらついて感情的にその意見を言っていただけの
自分に気付きました。
4.相手の感情を受け止める
では最初に話題にした
毒を吐くように悪口を言い続ける生徒たちに
レフレクションを促すことはできるのでしょうか。
彼らは今まで私に多くを語ってきました。
それらの話から
リフレクションの手順に従って
彼らの認知を推理してみました。
彼らの意見は
「自分が相手を不快に思ったら
できるだけ激しい言葉で相手を非難すべき。」
です。
彼らは小学校低学年の頃から
何人かの生徒達が
激しく悪態をつきあう中で
過ごしてきたという経験がありました。
しかも彼らは喧嘩をしているわけではなく
その悪態のつき合いが普段の会話でした。
あるいは兄や姉が学校で身に付けた
人を激しく罵る言葉を
家で浴びせ続けられた経験をもつ生徒もいました。
言い返せず言われるがままの状況で
イライラしたり傷付いて辛かったりした経験も
たくさんあったようです。
劣等感も感じていました。
同じような言葉で言い返して
相手がそれ以上言ってこなかった時
スッキリしたこともあったようです。
そしてそれらの経験から
「言われた時は意味を考えずに
聞き流せば良い。」
「自分も同じような言葉を使って
コミュニケーションを取った方が良い。」
という意見をもつようになりました。
そこにある彼らの価値観は
「やられたらやり返すべき。」と
「傷つけられることなく強く振る舞うべき。」
ではないかと思います。
これらは彼らとの会話を重ねた
私の予想に過ぎません。
でも彼らがミスコミュニケーションを起こして
望ましい人間関係を
築くことができていないのは確かです。
彼らが自分たちの価値観に気付き
その価値観では
望ましい人間関係は望めないことを
理解させたいです。
私はこれまで
彼らの感情に感情的に反応しているだけでした。
リフレクションを知ったことで
彼らが正しくコミュニケーション能力を
つける意欲をもつことができるような
かかわり方をしていきたいと思うようになりました。
5.価値観よりも上位にある意識
私の「人の悪口を言ってはいけない。」
という意見は
「善人であるべきである。」
「正しくあべきである。」
「コミュニケーションとは
相手の意欲を引き出すものである。」
という価値観を根拠にしていました。
このような価値観が示す
私のアイデンティティは
どのようなものなのでしょうか。
カウンセラーでしょうか。
セラピストでしょうか。
占い師でしょうか。
どれも完全にはしっくりきません。
自分が何者であるかを自問したら
「教師」という答えが返ってきました。
やっぱり今はまだ
自分は教師でした。
では私は教師として
他にどのような影響を
与えることができるのでしょうか。
これまで影響を与えることができたのでしょうか。
夏休み前の懇談で
生徒の保護者たちが
みんな同じようなことを言いました。
「私たち親は
この子より早く死ぬのだから
この子は自分だけで
生きていかなくてはいけなくなる。
だから自分で生きていけるような力を
付けてやることだけを願っている。」と。
私はこの保護者達の願いに
少しでも応えることができるような
自分の在り方を目指したいです。
そして彼らの意欲や変化を引き出し
彼らや彼らの保護者が
希望をもつことができる未来を実現するために
行動していきたいです。
今回の記事を書いたことで
今の私に出来ること
そしてやるべきことに気付くことができました。
そして以前の記事で
未来に向けて決意したように
ここで終わらないようにしよう
さらに先に進もうと
改めて思うこともできました。
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