自閉症スペクトラム障害とカウンセリング

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こんにちは。キラです。

今日は

私のクラスの

隣のクラスにいた

生徒の話をします。

その生徒は

自閉症スペクトラム障害(ASD)でした。

ここでは

その生徒をB君と呼びます。

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1.B君について

2.B君のこだわり

3.B君へのカウンセリング的アプローチ

4.発達障害を生きる

1.B君のこと

B君は3歳児検診で

自閉症スペクトラム障害(ASD)と

診断されました。

発達障害の一つです。

自閉症スペクトラム障害の

中でも彼は

アスペルガー症候群

言われるものでした。

彼は柔軟に考えることや

人の立場に立って考えることが

苦手でした。

知識欲が旺盛で

記憶力も優れていたので

学習することが好きでした。

教師が発問すると

他の生徒のことは

全く気にすることなく

一人で何度も発表したがりました。

教師が話していても

質問があると

状況構わず質問しまくりました。

友だちが

嫌がることや

言って欲しくないことを

悪気があるわけではなく

したり言ったりしました。

それで避難されたり

注意されると

自分のやりたいことを

さえぎられたと思って

怒って相手を攻撃しました。

でも

自分より上の立場だと

感じている相手の

言うことは素直に聞きます。

教師の言うことには

基本的には

従います。

教師の場合

上というより

それが自分にとって得であると

学んできているからです。

発達障害をもっている人は

損得で説明すると

よく理解してもらえます。

2.B君のこだわり

B君は

優劣や上下にこだわり

自分が「優」であったり

「上」であったりすると

安心しました。

「劣」や「下」と感じて

不安にならないように

することが

彼の行動や判断の

基準でした。

「〜の分際で」という言葉を使ったり

吃音などで言葉が出にくい人や

身体が不自由な人を見ると

笑ったりしました。

好んで

社会的にや

歴史的に差別されている

人たちのことを調べたり

難しい差別的な言葉を調べたり

そうして知識として得たことを

人に話したりすることが

好きでした。

それらは皆

彼のこだわりから

くるものでしたが

差別的な考えをもっていると

誤解されました。

障害をもっていて

明らかに自分よりできないと

わかる人を見ると

彼は自分を上に感じて

嬉しくてニヤニヤしました。

それは彼の主義からくるものではなく

彼の学んできた反応です。

私はとなりのクラスの

担任だったので

彼には場面場面で

「適切」と「不適切」で

教えることはありました。

人を差別することも

人を笑うこともいけないことだと。

自閉症スペクトラム障害の人は

汎化が難しいので

場面場面で

適切な対応を

覚えていかなくてはいけません。

その上彼の

上下や優劣へのこだわりは

強く

彼の判断の基準であり

価値観の中心だったし

それによる判断が

習慣になっていたので

説明しても

改善が難しかったし

次から次へと

こだわり行動は増えていました。

彼の特性を理解しない人は

彼の差別的とみえる言動を

感情的に

嫌悪しました。

社会人となり

彼の特性を

理解しない人ばかりに囲まれ

彼は多くの人から

同じように

嫌悪されるのでしょうか?

3.B君へのカウンセリング的アプローチ

B君の担任には

彼のそんな

人に嫌悪され疎まれる

こだわりと

判断と行動の習慣を

改善する方法がわかりませんでした。

というより

担任もB君の差別と見える言動を

嫌悪していました。

私はB君の

担任ではなかったので

本気で取り組んでは

いませんでした。

彼が

自分の学校のホームページから

重複障害の生徒の

画像を集めて

「麻薬常習者」や

「ドラッグ所持」や

私のクラスの吃音の生徒の名前などを

フォルダ名にして分類して

保存していることが

卒業式後に

わかりました。

担任は

彼と保護者をよんで

話をしました。

私と副担任の先生も同席しました。

彼にはそれがなぜ

呼び出されるような

大変なことなのか

理解できないようでした。

彼は以前

ニュースで見た

麻薬をやって

意味不明なことを言って

逮捕されていた犯人を見て

とてもおもしろかったそうです。

そのろれつの回らない感じと

焦点の定まらない表情が

重複障害の生徒と

重なったと言いました。

それを話していて

彼は思い出して

ニヤニヤ笑っていました。

彼の特性を理解してない

副担任の先生は

彼の様子をみて

サイコパスのようで

怖かったと言いました。

私はこのまま社会に出すことが

心配になりました。

ほとんどの人は

きっと副担任の先生のような

反応をすると思います。

私は後悔しました。

担任ではなかったとは言え

3年間もあったのに

なぜ私は本気で

彼にかかわらなかったのかと。

自分のクラスの生徒だったら

私は

彼の上下や優劣の

こだわりを利用して

人格の概念を教えたと思います。

人格が高い人が素晴らしいのだと

教えたと思います。

社会的に有名な人や

歴史的に有名な人を例にあげて

彼の興味を引き

自分もなりたいと

思わせたと思います。

人格の高い人がどのような人か

人格の高い人がなぜいいのか

なぜ人格の高い人に

ならなくてはいけないのか

人格の高い人は

どんな時に

どんな言動をとるのか

どのように振る舞うのかを

毎日

教えたと思います。

私は彼に

新しい「人格」という

判断の基準と与え

新しい行動の習慣を

付けたと思います。

でも

今となっては

何を言っても後のまつりです。

今から彼のためにできることは

就職先の企業の方達に

彼の特性を理解してもらえるよう

機会があるごとに

話をしていくことです。

4.発達障害を生きる

発達障害は

自閉症スペクトラム障害

だけではありません。

発達障害をもつことは

生きにくさを感じて

生きることです。

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でも

本人も変わることができます。

まわりも変わることができます。

そのためには

発達障害を理解することが大切です。

まわりの助けが必要です。

皆さんにもっと

発達障害について知ってほしいです

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